お米を選ぶとき、どのように選んでいますか?

「これが一番!」

とお気に入りのお米を選んでいる方もいれば、

「無難に毎回同じものを買っている」

という方もいて、選び方は人それぞれかと思います。

なかでも「無難に毎回同じものを買っている」という方の理由の一つは、

「たくさん種類があってどれを選んだら良いのか分からない。」

ということではないでしょうか。

今回はお米の種類や銘柄・特徴・産地と、お米を選ぶ方法を3つご紹介します。

お米選びの参考にして頂けましたら幸いです。

お米の種類について

世界で作られているお米は「ジャポニカ種」「インディカ米」「ジャバニカ米」の3つに分けられます。

このうち日本のお米は「ジャポニカ米」に分類されており、数100種類と豊富で生産量も多いといわれています。

少し前までは有名銘柄や定番の銘柄が人気を博していましたが、消費者の多様なニーズに応えようと改良を重ね、毎年新たな品種が開発されています。

このため、独自の魅力が光るおいしいお米が増えており、今後もその数はさらに増えていくことが予想されます。

亀岡食品販売株式会社で販売しているお米の銘柄・特徴・産地

日本のお米は、長年品種改良を重ねてきました。毎年新しい銘柄が開発されている反面、過去に品種改良に成功し今も売れ続けている定番の人気銘柄もあり、日本のお米開発に対する熱意と技術力の高さがわかります。

ここでは、亀岡食品販売株式会社で扱っているお米の銘柄・特徴・産地をご紹介します。

コシヒカリ

日本人ならみんな知っている、言わずと知れたお米の代名詞です。越の国(北陸)地方に輝く品種とのことでこの名が付けられました。

・特徴

粘り強く、程よい柔らかさと程よい甘みがあります。

・主な産地

各地で広く作付けされています。

ミルキークイーン

コシヒカリをベースとし、日本で改良された低アミロース品種です。アミロースはお米の粘りに関係しており、アミロース値が低いほどお米の粘りは強くなると言われています。

玄米の状態では、半透明で乳白色に見えることからその名前が付けられました。

・特徴

粘り強くもちもちした食感で、冷めても硬くなりづらい。味が濃く、甘みが強い。

・主な産地

東北・東海・山陰・近畿・関東・四国・九州で作付けされています。

あきたこまち

炊き上がりはもちろん、米粒の断面も綺麗です。コシヒカリをベースとしており、名前は「小野小町」に由来しています。おいしいお米になるようにとの願いを込めてこの名前が付けられました。

・特徴

粘り強く、粒がしっかりしている。甘みやうまみを感じる割にあっさりとしている。

・主な産地

東北・東海・山陰・近畿・関東・四国・九州で作付けされています。

ヒノヒカリ

コシヒカリとコガネバレという品種の交配種で、九州では広く流通しています。

・特徴

噛めば噛むほど味わい深く、水気を吸っても米粒がつぶれにくいため丼ものやカレーライスなどにも良く合います。

・主な産地

東海・山陰・近畿・関東・四国・九州で作付けされています。

キヌヒカリ

炊き上がった状態がシルクのように綺麗です。名前もこれが由来となって付けられました。

・特徴

ソフトな口当たりとさっぱりした味わいで和食に合います。

・主な産地

東北・北陸・東海・山陰・近畿・関東・四国・九州で作付けされています。

きぬむすめ

キヌヒカリと祭り晴れという品種の交配種。キヌヒカリの娘という意味で、キヌヒカリの後継品種になることを願い名付けられました。

・特徴

思わず深呼吸したくなるほど匂いが良いのが特徴。コシヒカリに負けるとも劣らない風味豊かな味わいとしっかりとした食感が特徴です。

・主な産地

東海・近畿・山陽・山陰・四国の一部で作付けされています。

にこまる

きぬむすめの子供で、にこにこと笑みがこぼれるほどおいしく、米粒がまるまるとしています。

・特徴

一粒一粒がまるまると大きく、食感が良い。

・主な産地

東海・山陰・近畿・関東・四国・九州で作付けされています。

亀岡食品販売株式会社で販売している県産米の特徴

お米は、同じ銘柄でも産地によって特徴に違いが出る場合があります。

ここでは、亀岡食品販売株式会社で販売している県産米の特徴をご紹介します。

コシヒカリ

コシヒカリは北海道・沖縄を除く各地域で広く作付けされており、それぞれの地域によって独自の個性があります。このため、地域による違いを東日本と西日本に分けると概ね以下のような特徴があります。

・東日本→やわらかく粘りがあってもちもちしている。

・西日本→歯ごたえがあって粘りは弱くあっさりとしている。

亀岡食品販売株式会社で販売しているのは以下の県産米です。

併せて特徴もご紹介します。

新潟県産

概ね歯ごたえがありふんわりとした甘みがある。

新潟県魚沼産

粘りが強くもちもちしており香り高い。品質の高いことで知られている。

長野県産

炊き上がりがふっくらとしておりもちもちした粘りと甘みがある。

富山県産

粒感がしっかりしており、甘みがある。

三重県産

炊き上がりが美しくつやと香りがある。歯ごたえは柔らかい。

和歌山県産

ほどよい柔らかさと程よい甘みがある。

ミルキークイーン

ミルキークイーンも広い地域で作付けされていますが、主に東北の一部と関東より以西で栽培されており、比較的温暖な気候との相性が良いようです。

もっちり感を左右する「アミロース値」が低いことがこの品種の特徴のため、どの地域も「もちもちとした食感」が大きな特徴です。

亀岡食品販売株式会社では三重県産を販売しています。炊き上がりのもちもち感を保ちつつ柔らかくしっとりとしており、冷めても美味しいことが特徴です。

あきたこまち

名前に「秋田」とつくことから秋田県のイメージが先行しがちなあきたこまちですが、実は広い地域で作付けされています。透き通るような美しい光沢と香りが高いのが特徴です。

地域による特徴の違いですが、光沢の美しさは共通するものの、東日本で作付けされているものは粘りともちもち感が強いのに対し、西日本は粘りが弱く比較的あっさりしているといった傾向があります。

亀岡食品販売株式会社では秋田県産を販売しています。炊きあがりが繊細で美しく、光沢と強い粘りと香りがあるのが特徴です。

ヒノヒカリ

一部の関東や東海地方と中国地方以西、特に九州では広く作付けされています。

コシヒカリをベースとしているためどの地域のものももちもち感や歯ごたえがあり、さっぱりした味わいのなかにも粘りや甘みを感じることが特徴です。

亀岡食品販売株式会社では和歌山県産を販売しています。食べ始めはさっぱりとしていますが、噛めば噛むほど甘みが出て味わい深さが広がるのが特徴です。

キヌヒカリ

主産地は茨城県ですが、北陸や関東以西で広く作付けされています。

ソフトで粘りがありさっぱりとした口当たりが各地域共通の特徴です。冷めても柔らかさは保たれていることと甘みが増すことは特筆すべき点です。

亀岡食品販売株式会社では和歌山県産を販売しています。ソフトな口当たりとさっぱりとした味わいがあるのが特徴です。

きぬむすめ

東海以西、山陰山陽、四国地方で作付けされています。

「キヌヒカリの娘」というだけありソフトで粘りがあり、どの地域もさっぱりとした口当たりと香り豊かで食感がしっかりとした傾向があります。

亀岡食品販売株式会社では和歌山県産を販売しています。粘りは控えめですがあっさりとした味わいがあるのが特徴です。

にこまる

東海地方以西、特に九州では広く作付けされています。粒が大きいことが大きな特徴です。

コシヒカリ系の良さを引き継ぎ、もちもちした食感の中にもあっさりさっぱりしていますが、柔らかさと硬さのバランスが良く香りも高いため、まさしく「にこにこと笑みがこぼれる」お米です。

亀岡食品販売株式会社では和歌山県産を販売しています。一粒一粒がふっくら大きく、もちもちしているのが特徴です。

お米を選ぶ3つの方法

色々な種類のなかからお米を選ぶ方法はいくつかあります。ランキングなどをめやすにする方もいらっしゃるでしょう。

市場に出回っているお米を全て試食できればそれに越したことはないのですが、数100種類もあるお米を試すのは至難の業です。

そこでここでは、味で選ぶ方法も含めお米を選ぶ方法を3つご紹介します。

味や食感で選ぶ

お米は味と食感で選ぶことができます。「甘い」「あっさり」という味の部分と、「もちもち」「しっかり」という食感の部分を組み合わせて分類されることが多いです。

しかも「甘い」といっても「甘めでもちもち」や「甘めでしっかり」というように品種によって特徴が異なります。

またお米は食感だけでいうと炊き方でも変わってきます。銘柄のもつ特徴に合わせた炊き方がおすすめですが、好みの炊き方を色々と試してみるのも良いでしょう。

銘柄・産地で選ぶ

お米を銘柄や産地で選ぶのもおすすめの1つです。

人気銘柄や定番の銘柄は、長年食べ続けられてきた「ロングラン商品」として信頼性があります。

スーパーなどで販売されているお米には袋に明記されていますが、今はネットでも情報を知ることができるので、参考にしてみましょう。

また、地元の生産者や米農家が作ったお米が直売会で売られていたり、ネット通販で取り扱っていることもあります。

地元なので安心感があるだけでなく、直売会などでは生産者や米農家に直接話を聞くことができたり市場より安価で販売されていることもありますので、チェックしてみると良いでしょう。

低農薬・無農薬で選ぶ

低農薬や無農薬も大事なポイントです。お米は口にするものですので、安心・安全なものを取り入れたいと考えるのは当然のことでしょう。

ただ、お米を病気から守るため、そして収穫したときにお米の品質を保つ目的で一定の農薬を使用することもあります。その場合も、必要最低限の使用を心がけている生産者の製品を選びたいものです。

こちらもスーパーなどで販売されているお米には袋に明記されていますが、今はネットでも情報を知ることができるので、参考にしてみましょう。

まとめ

ここまで、お米の種類や銘柄・特徴・産地とお米を選ぶ3つの方法をご紹介しました。

日本のお米は、生産者や研究者の熱意と技術により、長年品種改良を重ねておいしいお米が開発されてきました。

品種改良の技術革新は今もなお続いており、毎年新しい銘柄が開発されるなど、消費者の多様なニーズに応えようと日々努力し続けています。

その結果、お米の種類はどんどん増えており、選び方に迷う方もいらっしゃるかと思いますが、今回ご紹介した方法を参考に、ぜひ自分好みのお米を選んでみましょう。

そんなお米の育成から生産、販売を行っているのが和歌山県和歌山市にある亀岡食品販売株式会社です。

弊社ではお米の生産を通じ、お米はもちろん食の大切さを伝えて地域の農業と食の発展に尽力したいと考えております。

稲の生育には農薬を必要最低限に抑えた「低農薬」という方法を取り入れ、「安心・安全で新鮮なおいしいお米をお届けしたい」という思いで毎年直売会を実施しています。

また、肥料や農薬などの販売のほか、地元や県外の米産地の生産者やJAとも契約栽培を行い、こだわりのお米を販売しています。

和歌山県産を中心とした定番の銘柄を始め、今回ご紹介した銘柄も取り扱っております。全国への地方発送も承っておりますのでお気軽にご利用ください。